水墨画についてどこまで理解できているのか、
自己テストしてほしい。
何年もやっている人さえ「点」(てん)の意味について
ちゃんと理解していない人も
けっこう少なくいません。
それは、
実技をやっている画家に限らず、
絵画史や美術史研究者も少数ではないようです。
彼らは欧米の「様式史」を持って
東洋美術に当てはめようとして、
けっかとして表面的なことしか言えないでしょう。
われわれほんとに本来の水墨画についても理解しておかなければ、
邪道に入っても気づきません。
米点山水、
つまり宋代の米芾(べいふつ)米友仁父子によって
つくられた手法で点だけで作品をなした例で、
米点法とも呼ばれました。

すなわち、
それぞれの点は作品構成の一部になり、
意味をもつわけです。
「これなら私もできる」と思う人も
いるかもしれませんが、
描いてみてください。
きれいな絵になりますか。
おそらく無理でしょう。
濃淡や大小、
呼応関係など、
一定の法則に従っているものです。
これが水墨画です。
油絵や水彩画のように繰り返して
紙面に塗ったりして
どうも勘違いしているのではないですか。
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